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# Document AIのルールと警告

> DiditのDocument AIの基本ルールとカスタムステータスルールについて。判読不能な書類、必須フィールドの欠落、改ざん、氏名の不一致、フィールド単位の相互照合を扱います。

## 概要

Document AIは、アップロードされた書類ごとに2層のルールに基づいてステータスを生成します。書類ごとのステータスは、**却下 > レビュー中 > 承認済み**の優先順位で統合され、機能のステータスになります。

1. **基本ルール**：組み込みのチェックです。それぞれ設定可能なアクション（`DECLINE`、`REVIEW`、`NO_ACTION`）に対応付けられます。
2. **カスタムステータスルール**：抽出された任意のフィールドに対して独自に設定する条件です。他のステップとの相互参照も含められます。

## 基本ルール

以下の各ルールは、抽出とフォレンジック分析の過程で自動的に検出されます。各ルールのアクションは、Document AI機能の**ルール**タブで設定します。

| ルール | 設定フィールド | 発動条件 |
| - | - | - |
| **書類が読み取れない** | `document_ai_unreadable_document_action` | 書類を読み取れない、またはデータを抽出できない場合 |
| **必須フィールドの欠落** | `document_ai_missing_required_fields_action` | **必須**に指定したフィールドを抽出できない場合 |
| **書類の改ざん** | `document_ai_document_tampering_action` | フォレンジック分析で改ざんの兆候が検出された場合 |
| **氏名の不一致** | `document_ai_name_mismatch_action` | 書類上の氏名が検証済みの対象と一致しない場合（`document_ai_name_match_score_threshold`を下回る場合）。対象は、個人（KYC）ワークフローでは書類保有者の本人情報、企業（KYB）ワークフローでは企業です |
| **未対応のファイル** | `document_ai_unsupported_file_action` | アップロードされたファイル形式がサポートされていない場合 |
| **試行回数超過** | `document_ai_max_attempts_exceeded_action` | ユーザーの試行回数が`document_ai_max_retry_attempts`を超えた場合 |

**氏名の不一致**チェックでは、書類で氏名として指定したフィールドを検証済みの対象と比較し、0〜100のスコアを算出します。個人（KYC）ワークフローでは、検証済みの本人確認書類（およびセッション作成時に指定した想定情報）と比較します。企業（KYB）ワークフローでは、検証済みの企業（登記情報と照合された企業、または想定される企業名）と比較します。しきい値は`document_ai_name_match_score_threshold`で設定します。

## カスタムステータスルール

カスタムステータスルールを使うと、抽出されたフィールドに対する条件が満たされたときにステータス（`Approved`、`In Review`、`Declined`、`No Action`）を設定できます。各ルールの形式は次のとおりです。

```json theme={null}
{
  "field": "document_ai.balance",
  "operator": "greater_than",
  "value": 50000,
  "status": "In Review"
}
```

**他のステップと相互参照する**には、`value_type: "field"`を設定し、`value`に別のフィールドパスを指定します。

```json theme={null}
{
  "field": "document_ai.account_holder",
  "operator": "fuzzy_match",
  "value": "kyc.full_name",
  "value_type": "field",
  "score": 80,
  "status": "Declined"
}
```

条件に一致したすべてのルールのステータスが加味され、それらと基本ステータスのうち最も厳しいものが採用されます（却下 > レビュー中 > 承認済み）。そのため、ルールで重大度を引き上げることはできますが、リスクに基づく`Declined`や`In Review`を緩和することはできません。`No Action`のルールは記録されますが、ステータスは変更されません。

> [!NOTE]
>
> 抽出されたフィールドは、各フィールドに設定した`key`を使い、`document_ai.<field_key>`として参照できます。数値と日付のフィールドでは比較演算子（`greater_than`、`less_than`、日付範囲）を、テキストのフィールドでは等価比較、`contains`、`fuzzy_match`を使用できます。


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