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Didit のアンケートを使うと、確認中にユーザーから追加情報を収集するための、構造化された動的フォームを設計できます。ビジュアルビルダーで要素をドラッグ&ドロップし、内容をセクションに整理し、複数の言語に合わせてテキストをローカライズし、必要に応じて結果を手動レビューに振り分けられます。 確認結果の読み方に関するアカデミーのレッスンでは、11:54 の章で Document AI とアンケートを取り上げています。

アンケートを作成する2つの方法

Didit には、アンケートを作成する 2つの異なる方法 があり、必要な複雑さに合わせて選べます。
Didit の KYC アンケートの、簡易モードと高度モードのビルダーを並べて比較した画面

1. 簡易モード: クイックフォームビルダー

簡易モード は、シンプルなフォームをすばやく作成するのに最適です。直感的なドラッグ&ドロップのインターフェースで、要素を追加し、必須項目を設定して、数分で公開できます。
Didit のアンケートの簡易モードで、ドラッグ&ドロップでフォームを作成するビルダー画面
最適な用途:
  • すばやいデータ収集用のフォーム
  • シンプルな調査や誓約書
  • フォーム作成に慣れていないチーム
  • 単一言語のアンケート
使い方:
  1. アンケートビルダーを開く
  2. パレットから要素をフォームにドラッグする
  3. 各要素 (ラベル、必須、プレースホルダー) を設定する
  4. プレビューして公開する

2. 高度モード: ビジュアルグラフビルダー

高度モード は、ノードベースのビジュアルエディター を使って、複雑なデータ収集のシナリオに対応する強力な機能を提供します。条件ロジック、分岐するパス、フローの完全な制御を備えた、高度なアンケートを構築できます。
分岐ロジックを備えた、Didit の高度なアンケートのビジュアルなノードベースのグラフエディター
最適な用途:
  • 多言語のアンケート
  • 条件分岐を伴う複雑なフォーム
  • 異なるパスを持つ、コンプライアンス主導のデータ収集
  • 手動レビューのワークフローが必要なフォーム
主な機能:
  • ビジュアルノードエディター: 無限のキャンバス上で、ノードをドラッグ、ドロップ、接続します
  • スマートな接続: ノードのハンドルから何もない場所にドラッグすると、新しいノードが即座に作成・接続されます
  • 条件分岐: 以前の回答に基づいてユーザーを別の質問へ振り分け、その後 共通のステップでパスを合流 させられます
  • 多言語対応: ユーザーに表示されるすべてのコンテンツを翻訳できます
  • キーボードショートカット: 元に戻す (Ctrl/Cmd+Z)、やり直し (Ctrl/Cmd+Shift+Z)、削除 (Delete/Backspace)
  • ズームとパン: スクロールでのズームとドラッグでのパンで、複雑なフォームを移動できます

グラフビルダーのノードの種類

接続のルール: セクションノードとテキストノードは、質問ノードや他のテキストノードに接続できますが、分岐ノードには直接接続できません。分岐ノードは、あらゆる種類のノードに接続できます。

分岐したパスを共通のステップに合流させる

分岐は一方通行である必要はありません。複数のパスの終端を同じ下流のノードに接続すると、アンケートはそこから1回だけ続きます。共通の質問を、すべてのパスの末尾で繰り返すのではなく、1か所で作成して管理できます。 実例: Yes の場合に追加の質問をして、その後は共通の流れにする
  1. 質問ノード を追加し、Yes と No を選択肢とする 単一選択 の質問を設定します。その後ろに 分岐ノード を追加し、Yes のパスと No のパスを作ります。
  2. Yes のパスに、回答が Yes の場合にのみ適用される追加の質問を加えます。
  3. そのパスの末尾に、分岐の後にすべての回答者が答える最初の質問、つまり共通の流れの先頭を追加します。
  4. No のパスをその質問に向けます。No のパスの末尾にある + メニューを開いて 既存のステップに接続 を選ぶか、No のパスのコネクターからドラッグして、共通の質問の上端で離します。キャンバスはカードの上部にある小さなターゲットにのみ接続するため、カードの中央で離しても何も起こりません。
  5. 最初の質問の後に、残りの共通の質問を追加し続けて、公開します。キャンバスには、共通の流れが、そこへ至るパスの下に1回だけ描画されます。
このように、パスは既存のノードに合流でき、複数のパスが同じノードを指すこともできます。合流させると、そのパスがどこから続くかが決まるため、パスがそこで終わっている間は、+ メニューに 既存のステップに接続 が表示されます。以前のノードに戻ってループを閉じてしまう接続は拒否されます。 回答者は、どのパスを通ったかにかかわらず、共通の質問に1回だけ回答します。通らなかったパスにある質問はスキップされます。判定のペイロードも同じルールに従い、questionnaire_responses[].sections[].items には、回答者が通ったパスにある項目だけが含まれます。条件付きの表示 をご覧ください。

アンケートのテンプレート

テンプレートを使うと、一般的なユースケース向けにあらかじめ設定されたフォームから、すばやく始められます。そのまま使うことも、ニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。
資金源や KYC コンプライアンス向けの、Didit のあらかじめ用意されたアンケートテンプレート

あらかじめ用意されたテンプレート


仕組み

アンケートのワークフローは、柔軟性と監査可能性を考慮して設計されています。

1. コンソールで作成する (ノーコード)

  • 要素をドラッグ&ドロップして、アンケートを作成します
  • 内容を複数のセクションに整理して、わかりやすくします
  • 要素を必須または任意に設定します
  • プレースホルダーと補足の説明を設定します
  • ドロップダウンと単一選択に、(任意の自由記述の追加入力を伴う) 選択肢を追加します
  • 要素ごとに、ファイルや画像のアップロードの上限を設定します

2. コンテンツをローカライズする

  • アンケートの default_language で、コンテンツを一度だけ書きます
  • 対応する languages を定義します。公開すると、すべてのタイトル、説明、プレースホルダー、選択肢のラベル、検証メッセージが、それらすべての言語に 自動で翻訳 されます
  • ビルダーで、任意の翻訳を手作業で微調整できます。手動での編集は、元のテキストが変更されるまで保持されます
  • エンドユーザーには、利用可能な最適な言語でコンテンツが自動的に表示されます

3. 公開して収集する

  • アンケートを有効にして、確認フローに組み込みます
  • エンドユーザーがセクションに回答し、回答を送信します
  • ファイルのアップロード (書類、画像) は保存され、回答に紐づけられます

4. レビューして判断する

  • 回答は status とともに保存されます: Approved、In Review、Not Finished
  • すべてのアンケートの回答を In Review にするように強制し、担当者が手動で承認するようにできます
  • コンソールで回答とファイルを確認してから、Approved にします
注: アンケートはリスク警告を生成しません。ガバナンスは、必須項目、検証、レビューのワークフローによって実現します。

主な機能

機能の完全な一覧:
  • ビジュアルビルダー: 直感的なドラッグ&ドロップのエディターで、アンケートを作成・管理します
  • セクション: 関連する質問をまとめ、ヘッダーとセパレーターを追加してユーザーを案内します
  • 自動翻訳: 1つの言語でコンテンツを書くと、選択した他のすべての言語に、ユーザーに表示されるすべてのテキストが公開時に翻訳されます。手動での微調整にも対応します
  • 検証: 項目を必須にします。アップロード要素ごとの最大ファイル数を強制します
  • 選択肢のロジック: ドロップダウン/単一選択で、選択された選択肢ごとに追加のテキストを必須にできます
  • アップロード: ファイル数の上限 (たとえば最大3ファイル) 付きで、書類や画像を収集します
  • 手動レビュー: 必要に応じて、人による承認を待つために、すべての回答を In Review にするように強制します
  • 有効化の切り替え: アプリケーションごとに、アンケートを有効または無効にします
  • ワークフローとの統合: アンケートを KYC に追加するか、アンケート確認のワークフローとして単独で実行します
  • API と Webhook: API で構造化された結果を読み取り、更新を受け取ります

要素の種類

ビルダーでは、次の種類の要素を追加できます (コンソールから選択できます)。

入力要素

選択要素

アップロード要素

レイアウト要素

動作に関する注意:
  • SECTION_HEADER と SEPARATOR は、表示専用です。必須、プレースホルダー、選択肢、ファイルの上限は無視されます。
  • 選択要素では、選択肢を { label, value, requires_text_input? } として定義します。
  • アップロード要素では、max_files (1-5) を設定して、添付できるファイル数を制御します。

手動レビューの強制

コンプライアンスのワークフローによっては、すべての回答を人がレビューする必要があります。コンソールから、アンケートが常に In Review になるように設定できます。担当者が承認または変更を依頼すると、回答は Approved になります。 手動レビューを使うべき場面:
  • 高リスクの顧客のオンボーディング
  • 機密性の高いデータの収集 (資金源、UBO の申告)
  • 人による監督を求める規制上の要件
  • 初期展開時の品質保証

ユースケースの例

資金源

収入源、金額を収集し、裏付けとなる書類 (給与明細、取引明細書など) をアップロードしてもらいます。ドロップダウン、長文テキスト、ファイルのアップロードを組み合わせます。 代表的な構成:
  • セクション1: 雇用状況 (ドロップダウン)
  • セクション2: 収入源 (複数選択 + 長文テキスト)
  • セクション3: 裏付けとなる書類 (ファイルのアップロード)
  • セクション4: 申告 (同意)

団体または会員資格

所属、役割、会員資格の証明を記録し、申告のための同意要素を含めます。 代表的な構成:
  • 組織名 (短文テキスト)
  • 役割/役職 (ドロップダウン)
  • 会員期間 (日付ピッカー)
  • 会員資格の証明 (ファイルのアップロード)
  • 申告 (同意)

取引関係の目的と想定される口座の利用状況

意図、想定される取引量、活動する国、想定される取引先を収集します。コンテキストを補うために、単一/複数選択、数値入力、段落を使います。 代表的な構成:
  • セクション1: 口座の利用目的 (複数選択)
  • セクション2: 月間の想定取引量 (数値 + 通貨のドロップダウン)
  • セクション3: 活動する国 (国 - 複数)
  • セクション4: 取引の種類 (複数選択)
  • セクション5: 追加情報 (長文テキスト)

簡易モードと高度モード: それぞれの使いどき


はじめに

  1. アンケートは初めてですか? まずは 簡易モード で、ビルダーの使い方を学びましょう
  2. 翻訳や条件ロジックが必要ですか? ビジュアルグラフエディターのある 高度モード に切り替えましょう
結果がどのように構造化されるかは、アンケートのレポート のページをご覧ください。